昨今の採用では、日本人応募者を目利きすることにも自信を失いつつありますが、もとより言葉や文化の異なるベトナム人材の採用では、筆者は数限りなく失敗を繰り返しています。 採用面接は互いを見極める「お見合い」の場などと言われますが、採用されてから就職するかを考えるベトナム人材はなかなか本性を現しません。 □良い人を探す前に、問題児を採用しない 弊社への研修のご相談時にもよく耳にする課題指摘ですが、採用後に仕事にも慣れてきたベトナム人材の問題行動には以下のようなものがあげられます。 ...

管理姿勢サーベイ10選 弊社が社内研修を始めて実施させていただく会社には「管理姿勢サーベイ」を実施し、研修後の指導に役立てる参考情報として提供しています。「管理姿勢サーベイ」は各社のベトナム人従業員の考え方がどの程度日本的な価値観に染まっているかを図る目的で設計したものです。今回は、様々な会社様に「管理姿勢サーベイ」を実施してきた経験から、特にベトナム的な特徴が現れやすいサーベイ項目を紹介したいと思います。 □管理姿勢サーベイ10選 ...

人事評価制度を現地化しましょう 人材育成とも大きく関連することから、会社様から人事制度についてのご相談も良くいただきます。様々な会社様からのお話や、弊社でベトナム人評価者向けの研修などを実施した経験から、特に人事評価については各社に共通した課題があることが見えてきました。今回は、そうした課題の解決に向けた人事評価制度の現地化について考えたいと思います。 □公正な評価が行われないのは、ベトナム人管理者だけの問題か 人事評価者研修などの依頼をいただくきっかけとなるのは、まずはベトナム人評価者に関する問題です。 ...

言葉の意味を合わせましょう ベトナム人採用候補者の履歴書が自画自賛の言葉で飾られていることは皆さん良くご存知と思いますが、不思議に思い何度か尋ねたことがあります。 筆者:「ここにハードワークって書いてあるけど、どういう意味?」 候補者:「仕事に集中して取り組むことです!」 筆者:「。。。。(それって、普通に働くことじゃないかなあ)」 筆者」「では、ここにプロフェッショナルな環境で働きたいとあるけど、プロフェッショナルとはどういう意味?」 ...

仕組みで育てる 特に会社に伺っての社内研修では、弊社に教育のご依頼いただくのは、従業員規模150名超の会社がほとんどです。筆者の知見からは、機械加工の会社でベトナム人従業員70~100名に1名の日本人、組み立て企業では200名から最大で1,000名に1人の割合で日本人が駐在されているようです。1人の日本人が直接指導できるベトナム人の数はせいぜい20名程度まででしょうから、手に余る体制となって、教育の依頼をいただくようです。 □「学ぶべき背中がない」「部下を育てない」 ...

日本のベトナム人材育成への貢献を考える 人材育成という事業ゆえ、弊社の事業は日本政府のベトナム支援策とも重なることが多く、日ごろ日本政府の支援の動きについても目を配っています。今回は日系企業に勤めるベトナム人従業員の育成という観点からは少し離れるのですが、筆者なりのこれからのベトナム支援について私見を述べたいと思います。 □より戦略的な支援への変化 ODAといえば、水道もない村で井戸を掘ったり、学校を作ったりと途上国の人道支援的なイメージがありましたが、昨今のODAの位置づけは変わってきているようです。 ...

ベトナム企業との付き合い方 ベトナムへの進出やベトナム市場の開拓のため、ベトナム企業との合弁や協業といった話題が絶えませんが、残念ながら成功例が聞こえてきません。筆者の経験からも、日本企業が一般に合弁先・提携先に期待する役割をベトナム企業に担ってもらうことには相当な困難を感じます。今回は筆者なりの経験から、ベトナム企業と付き合う上での落とし穴や心構えを考えてみたいと思います。 □「濡れ手で粟」「棚からぼた餅」がベトナムでの成功の常套手段 ...

日本人が求心力 2006年のベトナムのWTO加盟より日系企業のベトナムへの進出が加速してはや8年、労賃の安いベトナムでは日本人材の人件費が際立つこともあって、現地化の声が高まっています。「現地の事は現地の人に任せるのが一番」と誰もが考えることですが、特に幹部人材の現地化は一筋縄ではいかないようです。 □ベトナムの事はベトナム人が一番よく分かっている? ...