本年で筆者の在越年数も10年目を迎えました。自身が年を増したせいでもありましょうが、最近では20代の若手の日本人がベトナムで活躍する姿も目に付くようになりました。本コラムの読者のほとんどは本社から出向の駐在員の方々と存じますが、日本を離れてベトナムで職を探そうという方々に向けてエールを送りたいと思います。 ...

拠点の現地化を日々の業務を通じて進めることが期待される若手日本人管理者ですが、日本での管理経験の少なさや、日本に製造現場がないための経験不足などから、ベトナムにて管理者としての役割を担うことに苦戦しているという話をよく耳にします。 ...

今年も新しくベトナムに赴任される方が多い季節を迎えました。バイクの多さや路上の風呂椅子での食事風景、ベトナム人の人懐っこさなど他国から横滑りで赴任された日本人の方々にも始めは新鮮な驚きが続く日々と思います。しかしながら、筆者もそうでしたが徐々にベトナムでの生活・職場への理解が進むにつれてストレスが溜まり易いのが赴任1年目です。 ...

立ち上げられて間もない会社がまず苦労するのが社内でのルールの徹底ではないでしょうか。バイクは道路を逆走する、レストランではゴミを床に捨てるなど日系企業ではあるまじきルール違反が言わば社会の常識ともなっているベトナムでは、ルールを徹底することも一筋縄では行きません。 ...

特に日本から赴任された皆さんが驚かれるのが、ベトナム人材の報連相のなさでしょう。資料の翻訳などを依頼しても作業の途中経過の報告がないのは当たり前として、ともすれば翻訳を終えても報告がないことがあります(「終わった?」と聞けば、「終わってますよ」と応えてはくれますが)。 ...

  部門間で問題を押し付け合う。人の意見に耳を貸さない。など、ベトナム人材間のチームワークは良く耳にする各社共通の課題です。震災下でも列を乱さない思いやりと気配りの国日本は、世界から称賛されるほどのチームワーク先進国と言えましょう。チームワーク先進国の日本からすれば、ベトナムが特にチームワークが苦手とは言えませんが、ベトナムの歴史や文化を振り返ると、この問題の根深さが伺えます。 ...

本年も弊社では「論理的思考」の公開研修講座を開催し、例年同様に盛況でした。また、同業他社にても論理的思考をうたった研修講座をみかける機会は多く、ベトナム人材の論理思考に関する課題認識の高さがうかがえます。日本で論理思考というと、ロジックツリーやMECE(Mutually Exclusive Collectively Exhaustive)などのツールを教えるのが一般的ですが、ベトナム人材の論理思考はそうした高度なツールを活用する以前の課題のように感じます。 ...

長くお付き合いさせていただいた現法の社長が帰任されました。帰任の際に「ここ(ベトナム)では自分が決めればすぐに物事が進むのに、日本に帰れば簡単なことでも稟議だ役員会だと2、3ヶ月かかることを思うと気が重いよ」とおっしゃっていたのが、記憶に残ります。生き生きと現法経営に手腕を振るう経営者がここにもいたと、うれしく感じるとともに、社長が経営を一手に握る現法経営のあり方に一抹の不安も覚えます。 □社長まかせの現法経営リスク 各社の人材育成のご相談に乗らせていただくにあたり、経営者の方の熱い思いにふれる機会もよくあります。 ...