1958年に著書「日本の経営」を通じて、「終身雇用」「年功序列」「企業内組合」を外国人から見た日本企業の経営の特質としてあげたのはアメリカ生まれの日本の経営学者ジェームズ・アベグレンです。その後高度成長を迎えた日本へは海外からの関心も集まり、日本企業の特質を理解するうえでの教科書としても普及した本となります。 ...

一般的なベトナム人向けの日本的なマナー講座では、日本人社会では時間やルールを守り、礼節を重んじることが大切、といったように紹介されます。このような日本人評は、一方では正しい認識だなと思いながら、もう一方では真の意味で日本を理解した解説になっていないなと感じます。夏には冷たいおしぼりを、冬には温かいおしぼりをなど、様々な場面で日本人特有の行動・振る舞いは出るものですが、「恥の文化」や「和の心」と言った日本人特有の文化・価値観は、そう簡単に理解できるものでもありません。 ...

今年も駐在員塾と称して、特に新しくベトナムに赴任された駐在員の皆さん向けに、現法の現地化・自立化に向けてベトナム人材・ベトナムの理解を助けるセミナーを毎月開催しています。参加された皆さんから上がる声は、なぜベトナム人は報連相ができないのか、言われた事しかしないのか、部門を超えて共同できないのかなど、比較的各社に共通するベトナム人材に関する悩みの声です。 ...

90年代後半、世界経済の3つのシナリオというのを目にしました。世界経済は大国のもと一様化するという第一のシナリオ、少数の強国に収れんされるという第二のシナリオ、そして複数の国により混沌化するといったものです。ソ連崩壊後の安定した経済下の当時は、当然のごとく第一シナリオが有力に感じられていましたが911テロで幕を開けた21世紀はむしろ第三のシナリオに向かっているように思えます。 ...

海外拠点の現地化・自立化は日本企業の海外拠点経営における共通の指針ともなっていますが、こと人材の現地化・自立化に向けては、いわゆる方法論といわれるまでに手法が体系化されておらず、ともすれば掛け声倒れとなっている会社も見られます。筆者のベトナムにおけるベトナム人材育成の経験や各社経営者との議論でえられた知見から、人材の現地化・自立化に向けた手法論を少しずつ整理していきたいと思います。 ...

ベトナムがWTOに加盟して以降、海外からの投資を惹きつけんと投資手続きの見直しが度重ねて行われ、現在では特殊でない事業への投資であれば滞りなくライセンスが取得できるようになりました。 しかしながら、国内の役所手続きについてはまだまだ見直しの余地が多くあり、ベトナムへ進出後のお役所とのやり取りの煩雑さには未だに頭を痛めることが多くあります。 ...

恥ずかしながら在越10年を超えて、初めて「ひったくり」に会いました。バイクとの綱引きに勝てるはずもなくカバンは分捕られ、身を持ってベトナム・ベトナム人の危険を体感することとなりました。 一方で、ひったくり犯を捕まえようと追いかけてくれたのはベトナム人、最寄りの交番へ連れて行ってくれたのもベトナム人。懐かしのヨードチンキや包帯をくれたアパートの主人もベトナム人、アウェーのベトナムで捨てる神あれば拾う神ありを感じさせる出来事でした。 ...

各社には既に2018年の方針を固めて、新たな取り組みを始められているところでしょうか。3月期の会社にはまさにこれから方針の展開を進められる段階かと思います。 年々ベトナム人マネージャに主体的に部門方針を掲げるよう促す動きが増しており、弊社でも部門方針の策定講座を先に開催しました。少し気になった、駐在員の方にも留意していただきたいポイントがありましたので、共有させていただきます。 ...