ベトナム企業との付き合い方 ベトナムへの進出やベトナム市場の開拓のため、ベトナム企業との合弁や協業といった話題が絶えませんが、残念ながら成功例が聞こえてきません。筆者の経験からも、日本企業が一般に合弁先・提携先に期待する役割をベトナム企業に担ってもらうことには相当な困難を感じます。今回は筆者なりの経験から、ベトナム企業と付き合う上での落とし穴や心構えを考えてみたいと思います。 □「濡れ手で粟」「棚からぼた餅」がベトナムでの成功の常套手段 ...

日本人が求心力 2006年のベトナムのWTO加盟より日系企業のベトナムへの進出が加速してはや8年、労賃の安いベトナムでは日本人材の人件費が際立つこともあって、現地化の声が高まっています。「現地の事は現地の人に任せるのが一番」と誰もが考えることですが、特に幹部人材の現地化は一筋縄ではいかないようです。 □ベトナムの事はベトナム人が一番よく分かっている? ...

南北でベトナム人材はどう違う? 「ベトナムは南北でベトナム人材が異なると言われますが、どのように違うのでしょう?」良くいただく質問です。先日、知人の会社の飲み会に招かれて参加したところ、ホーチミンより参加したベトナム人スタッフより「ハノイのベトナム人同士が話をしているのを聞くと、まるで喧嘩しているみたいです」と評していました。 確かにベトナム人にとっても南北の違いは明白なようです。 □頑固だが気骨ある北部人、素直だが気変りの早い南部人 ...

“信用”しても“信頼”しない 昨年よりハノイでは現地化に向けたベトナム人幹部育成の要請が増えてきました。将来を期待されるベトナム人材が各社で頭角を現してきている状況は喜ばしい反面、幹部人材を決めうちで手塩にかけて育てている会社様には一抹の不安も覚えます。 □組織人としての就社意識を持つ日本人はむしろ特殊? ベトナムの離職率が高いことは言わずもがなですが、軽作業の工場でも通常で3~5%/月、 ...

“Why:なぜ”を問わずに”How:どうやって”を問う ミスの注意をすると言い訳ばかりで反省の色が見えない。問題解決のための原因究明を指示したはずが、いつのまにやら犯人捜しになってしまっている。良く聞くベトナム人材の成長課題です。 ベトナム人特有のプライドの高さが原因と考えがちですが、理由はそれだけではなさそうです。 □「なぜ」は相手への不信感から出る言葉? 弊社のパソコンが不調で突然シャットダウンしてしまうため、 ...

ベトナム人が3人で穴に落ちると… ベトナムの近代化が始まったのは1990年代から。20代半ば以前のベトナムの人たちは近代化の流れの中、若い人ほど日に日にあか抜け、心身ともに発展が見られるように感じます。一方で30代以降の人たちは年齢が増すにつれベトナムの伝統的な気質がうかがえます。どうしても年齢を積んだ経験者を採用せざるを得ない会社もあろうかと思いますが、一方でベトナムの伝統的な気質についても理解を進めたほうが良いでしょう。 ...

叱っても、怒らない 仕事の経過報告がない、行き当たりばったりに仕事を進めて結果は間違い・抜け漏れだらけ。ついかっとなって怒鳴りつけると、相手は支離滅裂な屁理屈で逆切れして反省の色が全く見えない。筆者もそうですが、特に来越して間もない頃はイライラが募り、「どうしてベトナム人はこうも聞き分けがないんだろう」と悩んでいました。 ...

ベトナムは社会が発展途上なら、人も発展途上 ベトナムに視察に来られる方からよく耳にするのが「ベトナムは日本の1970年代のようですね」という感想でしょう。建設工事現場があちらこちらにあり、バイクが隙間なく行き交う喧噪から発展途上のベトナムの活力を感じられての感想なのでしょう。確かにベトナムは日本の40年前を彷彿とさせます。翻せば、ベトナムで仕事をするということは、21世紀の日本人が20世紀の人たちと仕事をするということなのです。 ...